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白い巨塔(最終回より) 最後の診断

【あらすじ】
ステージ1と思っていた財前五郎の癌は、恩師の東教授が実際に開いてみたところ、手の施しようの無いステージ4・・何もせずに閉じただけ。手術が成功したにもかかわらず、右手が痺れだす。財前自らが、親友の里見の病院まで行って診察を受ける。自己診断は、ステージ4・・余命3ヶ月以内。不安を慰める里美に対し、財前が声を詰まらせながら言う・・・・、

僕に不安はないよ。ただ、無念だ

「僕は間違っていたのか?確かに僕は里見のようには患者と向き合わなかったかもしれない。だが常に真剣にやってきた。真剣にオペをやってきたし真剣に偉くなりたいと思った。作るなら最高の病院を作りたいと思った。多少手段を選ばないところはあったが、何かを得る為だから仕方がないそれがそんなに責められる事なのか?」

直、自ら癌治療の第一線にある者が早期発見出来ず

手術不能の癌で死す事心より恥じる

財前五郎